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高松三越で「鈴木英人展」 CDジャケット原画など120点展示

鈴木さんのシンボルともいえる青い空と海と赤いポルシェ

鈴木さんのシンボルともいえる青い空と海と赤いポルシェ

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 高松三越(高松市内町)新館5階催物会場で4月6日、「~風と太陽の調べ~鈴木英人(えいじん)展」が始まった。

会場正面

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 鈴木さんは1948(昭和23)年生まれのイラストレーター。アメリカの西海岸を思わせるような青い空と青い海、赤いスポーツカーやクラシックカーを題材にした作品は鈴木さんのアイコンにもなっており、1980~90年代を中心に活躍した。

 手掛けた作品は、かつて刊行されていた雑誌「FM STATION」や中学英語教科書「NEW HORIZON」の表紙、キリンビール、ミスタードーナツ、日産自動車などの企業広告、山下達郎さんや桑田佳祐さんなどのCDジャケットなど多岐にわたる。近年では富士山や鎌倉の寺社など日本を舞台にした作品や壁画も制作するなど、70代になった今も精力的に活動している。

 今回の展示では、版画を中心に原画作品も合わせて約120点を展示販売する。原画の中には山下達郎さん、桑田佳祐さんのCDジャケットに使われたものも。そのほか、雑誌の表紙やカセットレーベルなど鈴木さんがデザインを担当した商品も陳列する。

 同展を指揮した美術担当フロアマネジャーの水沢裕一さんは「鈴木さんの作品は長く男性の憧れの的だった。特に1980年代の作品は『アメリカに憧れていたころの日本』が描かれていると思う。鈴木さんが手掛けたカセットレーベルを目当てにFM情報雑誌やカセットテープを購入した方も多いと聞く。そうした世代の方にとっては特に懐かしいと思っていただけるのでは」と話す。

 「鈴木さんの作品に触れてきた世代、特に50代~60代の男性には鈴木さんの作品が初めて購入した絵画作品という方も多い。今回の展示は1980年代に人気を集めた作品から最新作まで、鈴木さんの変遷も感じられるものになっている。ぜひ会場に足を運んでほしい」と来場を呼びかける。

  開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月11日まで。

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