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高松で「十河戦国お城まつり」 甲冑武者の行進や鉄砲隊演武も

前回の様子 十河氏は阿波踊りの発祥にも関係があるといわれることから阿波踊りを披露した

前回の様子 十河氏は阿波踊りの発祥にも関係があるといわれることから阿波踊りを披露した

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 JA高松南部第2カントリー(高松市川島東町)の特設会場で11月20日、「第2回十河(そごう)戦国お城まつり」が開かれる。

鉄砲隊演武の様子

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 会場一帯は、阿波国(現在の徳島県)の武将・三好長慶の末弟であり、「鬼十河」として武勇を振るった十河一存(かずまさ)を筆頭とする十河氏が讃岐国を治める拠点とした場所。イベントは子孫である十河延康さんが館長を務める「十河の郷 昭和おもいで館」(十川東町城上)が主催する。

 2019年に「香川県初の甲冑(かっちゅう)行列があるイベント」として第1回を開催。その後、コロナ禍によって休止を余儀なくされた。今回が3年ぶりの開催となる。

 イベントは特設会場での出陣式で始まる。ときの声を合図に十河の郷に向けて武者行列が行進、十河の郷敷地内にある十河三代墓所前で焼香を行う。再び会場に戻った後は高松東高(前田東町)書道部による書道パフォーマンスやダンスステージ、鉄砲隊による演武や大筒発射、阿波踊りと高知よさこい踊りの踊り合戦などを行う。

 イベントについて、十河さんは「なるべく手作りにこだわっている。設営に始まり、大筒や会場で参加者を募って行う『子ども鉄砲隊』の衣装や、クラッカーを先端に取り付けた銃も作った。今回の特設会場は1582年の『第1次十河城の合戦』で高知の武将・長曾我部元親が十河城侵攻の陣を敷いたとされる場所。そのこともあって、阿波踊りとよさこい踊りの踊り合戦をプログラムに入れた」と話す。

今後について、「本当は馬を出したり、イベント用に足軽の格好をした『アシガール』を結成して行進のときにプラカードを持ってもらったりしたかったがかなわず、構想の3分の2ほどしかできていない。継続し、どんどん進化させていきたい。ゆくゆくは『四国のへそ』と呼ばれる徳島県三好市に四国の武将たちの子孫を集めてイベントを開きたい」と意気込む。

 開催時間は、出陣式=8時50分~、武者行列出発=9時10分~、踊り合戦=13時~、子ども鉄砲隊=13時30分~、大筒発射=14時50分。入場無料。

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