ボードゲームカフェ「ボードゲーム カフェオルタナティブ」(高松市亀井町)で7月11日、ボードゲーム「コードネーム」を用いた行動心理研究の実験が行われた。
同所を拠点に教育の新たな形を考える一般社団法人「未来共創教育研究所」と、さぬき市出身で東京大学大学院情報学修士課程2年の蓮池郁也さんが昨年10月から進めている共同研究の一環で行われた。当日は社会人や中学生、大学生など幅広い年代から21人が参加し、チームに分かれて同ゲームをプレー。終了後には、参加者の性格特性を知るためにオンラインでアンケートを行い、自分や他のメンバーのゲーム中の振る舞いがどうだったかなどを質問した。
実験を終えて、蓮池さんは「これまで大学でも実験をしてきたが、今回はボードゲームカフェでプレーしてもらうことで、大学で行ったときよりも参加者がリラックスして素の部分がより見えた」と振り返る。「実験結果をまとめて9月末に北海道で開催される学会で研究発表を行う予定」だという。今後については、「ゲームをプレーすることでMBTI(Myers-Briggs Type Indicator)のようにその人の特性を診断し、実践的なリーダーシップを身に付けられるアプリを開発したい」と意気込む。
「未来共創教育研究所」代表理事の橋口剛志さんは「蓮池さんとは当店で出会った。リーダーシップに関するアプリ開発をしたいと相談を受け、『ボードゲームを通じて行動心理学を研究するのはどうか』と提案したのがきっかけで今回の実験が始まった」と振り返る。今年5月に設立された同法人にとって、初の実証実験となった。橋口さんは「実験結果をデータとして残し、行動の裏にある考えを深めていきたい。今後も地域の企業や学生と共にさまざまな研究を行い、教育を通してつながっていきたい。団体・個人問わずに一人一人が研究し、体験をすることがこれからの学びになるのでは」と期待を込める。



