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栗林公園で竹の花が開花 花をつけるのは60~100年に一度だけ

竹の花を見に来た親子

竹の花を見に来た親子

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 栗林公園(高松市栗林町1)皐月亭近くの竹やぶが現在、花を咲かせている。

竹の花 イネの花に似る(5月26日撮影)

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 竹は一生のうちに一度だけ花を咲かせる「一稔性(いちねんせい)植物」で、60~120年のうちに一度しか花をつけず、一度花が咲くと竹を枯らす物質が地下茎を通じて行き渡り、一斉に枯れることから「災いの前兆」ともいわれてきた。

 今回の花をつけているのは「ウンモンチク」と呼ばれる品種。同園の職員が5月13日に見つけた。写真をSNSで投稿したところ、反響があった。同園で竹の花が咲くのは59年ぶりで、竹の花を見るために足を運ぶ来園者も多いと言う。

 親子で同園を訪れていた平木ふみさんは「息子が見たいというので来た。一斉に花が咲いている様子に驚いた。なかなか目にすることができないものだし、息子も『きれい』と言って喜んでいて、訪れて良かった」と話していた。

 同園ボランティアスタッフは「見頃は今月までの見込み。なかなか見られるものでないので、一度足を運んでみては」と呼びかける。

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