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高松のギャラリーで地元アーティストと畜産企業のコラボ展

(左から)「Juno Mizobuchi(ジュノ ミゾブチ)」さんと「東山産業」代表理事の志渡聡一郎さん

(左から)「Juno Mizobuchi(ジュノ ミゾブチ)」さんと「東山産業」代表理事の志渡聡一郎さん

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 香川県在住のアーティスト「Juno Mizobuchi(ジュノ ミゾブチ)」さんによる個展「Walking birds, feeling like Monomiyusan」が4月26日、高松のアートギャラリー「CENTER/SANUKI(センターサヌキ)」(高松市常磐町1)で始まった。

初日に行われたトークイベントの様子

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 高松を起点にアートを軸とした共創を促すプロジェクト「EDIT/SANUKI」第1弾となる同展。今回、香川県で養鶏場と「たまご専門店danran(ダンラン)」を経営する「東山産業」(三木町)とコラボ。会場で同社の卵を使った卵かけご飯やスイーツを提供する。

 初日はJunoさんや東山産業の志渡聡一郎社長、同ギャラリーを運営するクリエーティブカンパニー「DEGICO(デジコ)」のイケダマサヤ社長、高松市文化芸術振興課職員の橘美貴さんによるトークイベントを開き、Junoさんの作品制作や社会におけるアートのあり方などについてトークを展開した。

 Junoさんは「われわれは無意識のうちに目にするものに名前などのラベルを貼って見ている。純粋に目に映るままの色や形を俯瞰(ふかん)や横からの視点で見ることを制作のテーマにしている。来た方には作品と対話し、普段意識しないものの見方を体験してほしい。来る人の価値観を変える展示になれば」と話す。

 志渡さんは「企画の一環として当社の工場の壁面にJunoさんに壁画を制作してもらった。ギャラリーの芸術は見るために足を運ぶ必要があるが、壁画は道を通る人にとって自然と体験できるのがいいところ。繰り返し見ていく中で見方の変化もあるかもしれない。何か地域にもたらすことができれば」と話す。

 イケダ社長は「『アーティストやデザインと地元企業をかけ合わせて、もっとかっこいいものやおいしいもの、いいものを作り発信する』という思いで昨年2月に『EDIT/SANUKI #00』を行った。ようやくその時の構想を形にすることができた。今後も年数回開き、アートやフード、音楽など自分たちがいいと思ったもので街を盛り上げたい」と意気込む。

 営業時間は13時~18時。入場無料(1ドリンクオーダー制)。5月6日まで。

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