サンポート高松(高松市サンポート)のガーデンプロムナードから多目的広場まで延びる市道港頭中央1号線で6月11日、街路樹などを活用したライトアップの点灯が始まった。
昨年11月に高松市が策定した「高松市中心市街地夜間景観ガイドライン」に基づく整備の一環。同エリアの街路樹のライトアップ工事が5月に完了したことを受け、「光によるまちづくり」のスタートを市民と共有しようと企画した。
初日にはセレモニーを開催。大西秀人高松市長や池田豊人香川県知事らが出席した。大西市長は「高松の観光は夜型コンテンツの少なさが長年課題となっており、日帰り観光客が昼にうどんを食べて夜を待たずして帰ることも多くあった。昨年、香川県立アリーナ(サンポート)ができたことで有名アーティストがコンサートを開き、コンサート終了後の夜間も人がとどまるようになった。このライトアップがコンサートの後、ちょっとした癒やしや余韻を楽しんでもらうものになるとともに、高松市民にとっては夕方の散歩などで心地よい時間を過ごす一助となれば」とあいさつ。「夜間景観ガイドラインでは今後、玉藻公園(玉藻町)や中央通り、高松市立中央公園(番町1)など南北を軸に民間施設とも協力してライトアップ事業を進めていくことを盛り込んでいる。これを皮切りに高松市全体を盛り上げていきたい」と意気込みを見せた。池田知事は「サンポート地区は四国の玄関口であり、香川県立アリーナの開業をきっかけに日々魅力あるエリアとして進化している。光の流れが加わり、夜のにぎわいがバージョンアップしてくれれば」と期待を込めた。
照明は19時45分に点灯した。通常時は電球色で街路樹を照らすほか、「海の日」や12月3日の「香川県民の日」などの祝日や「世界自閉症啓発デー」などの特別日にはイベントのテーマに合わせ、もえぎ色やブルー、赤、ピンクなどのカラーライトアップも行う。アリーナの催しによっても色を変え、バスケットボールチーム「香川ファイブアローズ」の試合がある時はチームカラーである黄色に点灯するほか、アリーナでコンサートが行われる際は出演するアーティストのイメージカラーに合わせて点灯するという。歩道には香川県立アリーナのシルエットや高松市のロゴ、サンポート高松のマスコットキャラクター「サンポくん」など3カ所に影絵アイコンが投影される。
点灯後から街路樹の照明や地面のアイコンの写真を撮ろうと足を止める人々の姿が見られた。近隣に住む原井理沙さんは「この道はいつも犬の散歩のために通っており、今日の点灯のことを知らずに通りがかったが、いつも通る道が華やかになっていて驚いた。地面の照明も面白い。写真を撮るのも良さそうで、人が増えてにぎわいそう。高松はアリーナの開業から勢いの良さを感じる。この照明からもそれが感じられる」と話した。
点灯時間は日没30分前から23時まで。