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高松・川部町の「竹田式古墳墓」完成1年 竹田恒泰さんが新たな供養提案

「竹田式古墳墓」前の竹田恒泰さん

「竹田式古墳墓」前の竹田恒泰さん

 高松の霊園「高松ほたるローズガーデン」(高松市川部町、TEL 0120-372-087)内の前方後円墳を模した「竹田式古墳墓」が6月11日、完成から1年を迎えた。

古墳墓について説明する竹田さん

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 竹田式古墳墓は、「前方後円墳」(東京都港区)社長で作家の竹田恒泰さんが、構想から企画・開発までの全てを手がけたもの。古墳時代初期3世紀に造られたヤマト王権の前方後円墳の形を現代の霊園内に再現している。「永代祭祀(さいし)供養」が付いており、毎年の管理費などの支払いや後継者が不要な点を特徴とする。芝生に覆われた外観で、地下にはコンクリート製の納骨室を備える。「形だけでなく、供養施設としての側面をしっかり造り込んだ。古墳時代の文化を研究し、現代の供養に取り入れている」と竹田さん。内部には約1,000万円かけて職人に制作を依頼した「三種の神器」のレプリカを副葬品として納めるほか、神仏習合の考えから古墳前に鳥居も設けている。年に2回「御霊祭(みたまさい)」を開き、読経と祝詞を上げる祈りの場として運用している。

 6月14日には同園内で説明会が開かれ、竹田さん本人が参加者に向けて古墳墓の構造や開発の経緯、こだわりや魅力を直接解説した。3回に分けて行われ、2回目には25人が参加。竹田さんのユーチューブやSNSを見て訪れたという参加者もいた。

 父が明治天皇のやしゃごである竹田さん。「父方の家系では宮内庁管理の敷地内に1人1基の古墳を造る風習があったが、父の古墳を造るスペースがなく、自分たちで古墳を造ろうと思ったのが始まり」と明かす。寺院が管理する霊園では神道の考えを取り入れる古墳墓の建設は難色を示されることもあるが、同霊園を管理する称賛寺(香川町大野)は快諾し、御霊祭の際には住職が玉串をささげて参拝する光景も繰り広げられたという。

 説明会では近年維持管理の負担から一般墓でなく樹木葬を選ぶ人が増えていることにも触れ、「毎年の管理費が不要で、寺院による永代供養が付くのも古墳墓の特徴。一般墓、納骨堂、樹木葬に次ぐ新しいカテゴリーとして確立したい」と意気込む。

 生前に自分の墓として購入する人が多く、高松でも申し込みの8、9割は本人による生前の購入だという。先行して販売した千葉や大阪では購入者同士の集まりを開き、同じ墓に入る「古墳メイト」同士のコミュニケーションも活発に行われている。竹田さんは「『死んだ後も手を合わせてくれる仲間ができてうれしい』という声も上がっている。高松でも今後、購入者同士が集まる機会をつくっていきたい」と話す。

 「墓は人生の終末を締めくくるものであるが、古墳メイトの会の反応など見ても古墳には暗いだけではない何か盛り上がれるようなものがあると感じる。霊園も面積が限られている中で面積効率が求められるが、古墳墓はその問題を解決できると考えている。利用者や霊園双方にとって満足度の高いものになれば」とも。

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