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高松・四国村50周年で仏像展 ガンダーラ仏から日本の木彫仏まで一堂に

世界各国の仏像が並ぶ四国村ギャラリー

世界各国の仏像が並ぶ四国村ギャラリー

 企画展「祈りのかたち -金銅仏(こんどうぶつ)・石仏・木彫仏-」が現在、屋島の「四国村ミウゼアム」(高松市屋島中町)内にある四国村ギャラリーで開催されている。

2~3世紀ごろのガンダーラ地方で作られた仏像 頭に戴いた天使や彫りの深い顔立ちなどヘレニズム文化の影響が見られる

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 1976(昭和51)年の開村から今年で50周年を迎える同館。記念企画として、同館創設者の加藤達雄が専門家の紹介などで巡り合い、魅了されて集めた仏像の個人コレクション約50点を一堂に展示する。監修は京都国立博物館(京都市)の松本伸之館長が務める。

 会場では、仏像の始まりの地とされるインド・マトゥラー由来の豊穣(ほうじょう)の女神「ナーガニー(龍女神)立像」をはじめ、1~3世紀のクシャーン朝時代のガンダーラ仏、五胡十六国時代や唐の時代の中国で作られた金銅仏、日本の平安時代の一木造(いちぼくづくり)の木彫仏などが並ぶ。

 展示品は地域や時代によって素材や表現が異なり、木が豊富な日本では木彫仏が多く、青銅の加工技術に優れていた中国では金銅仏が多く作られた。中国の五胡十六国時代の金銅仏は5~10センチと小型のものが多く、公的に安置されたものとは異なり、個人の信仰として暮らしの中で大切に祈りをささげられていた背景がうかがえる。時代が進むにつれて如来像中心から菩薩(ぼさつ)像が増えたり、表現も多様化したりするなど、仏像の変化も感じられる展示となっている。

 同館学芸員の土居清恵さんは「寺社に公的に安置されている仏像とは異なり、個人コレクションだからこそ、それぞれの地域や時代の『暮らしの中での親しみやすさ』が伝わってくる。時代や国を越えて人々がさまざまな思いで大切にし、祈りを捧げてきた仏像を、1点ずつじっくり見てもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は9時30分~16時30分(四国村ミウゼアムは17時閉村、入村受付は16時30分まで)。火曜休館。入場料は、大人=1,600円、大学生=1,000円、高校生・中学生=600円、小学生以下無料(四国村ミウゼアムとの共通チケット)。7月26日まで。

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