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高松市塩江美術館で「女性を描く」 郷土画家4人の作品展示

会場の様子

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 高松市塩江美術館(高松市塩江町安原上)で現在、コレクション展「女性を描く」が開かれている。

熊野俊一による女性を描いたデッサンやクロッキー集

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 同館が収蔵する作品のうち、香川県出身の4人の画家、熊野俊一、江戸健、小林正六、小西嘉純による女性を題材にした作品32点を展示する。

 同館学芸員の高嶋良子さんは「『女性らしさはどこから来るのか』というのが本展のテーマ。フランスの実存主義者シモーヌ・ド・ボーボワールは『女性らしさは社会的につくられた約束事に過ぎない』として『人は女に生まれるのではない。女になるのだ』という言葉を残している。情報が錯綜(さくそう)する現代だからこそ自分の目で見て頭で考えることが大事だと考えている。作品の中で描かれた女性らしさが本当に社会的な約束事なのかも含め、当館を『考える空間』にしたいと企画した」と話す。

 開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入場料は、一般=300円、大学生=150円、高校生以下と65歳以上、身体障がい者手帳等所持者は無料。2月4日まで。

 1月13日には学芸員による作品解説(13時30分~)、20日は高嶋さん、香川県在住の画家・松山真理さん、現代芸術家・早渕太亮さんによるトークセッション「表現する対象」(14時~16時、定員は50人)を行う。いずれも展示会観覧券が必要。

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