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高松・男木島に「レモンツリーホテル」 古民家を改築、たき火やサウナも

施設外観

施設外観

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 高松・男木(おぎ)島に3月1日、築100年以上の古民家を改築したホテル「レモンツリーホテル」(高松市男木町)がオープンした。運営は「象と太陽社」(同)。

グランピングエリアのたき火スペース

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 同社代表の山口憲太郎さんの自宅に隣接する同施設。山口さんは「現在、自宅の周り四方とも空き家になっている。集落の家屋は密集して家を建てることで保たれており、年月とともに崩れると周辺の家屋にも飛び火する。自分の家の維持のためにも、活用法を考え、ホテルにした」と話す。

 設計は香川・豊島(てしま)の「島キッチン」を手がけた建築家・安部良さんが手がけ、母屋をリノベーションした宿泊棟とグランピングエリアから成る。グランピングエリアにはキッチンやダイニングのほか、たき火スペース、ハーブサウナがあり、宿泊のほか、サウナとランチの体験コースも用意する。グランピングエリアは未完成で今後もリノベーションを進めるという。

 山口さんは「みんなで手作りし、アップデートを続けるサグラダ・ファミリアのようなアートホテル。島内資源の循環・サーキュラーエコノミーをテーマにしている。リノベーションの素材はなるべく島のものを使い、この場所を好きになってもらえる方々のアイデアを盛り込みながらみんなで作る」と話す。「好きな場所に滞在し暮らす選択肢もある今、ふるさとのような場所の一つになれば」とも。

 4月までウェブサイト、5月からはAirbnbで宿泊予約を受け付ける。

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