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高松で世界王者・室屋義秀さんがエアショー 連続9回転の旋回で魅了

女木島の前を飛行する室屋さんの機体(撮影=熊野明美さん)

女木島の前を飛行する室屋さんの機体(撮影=熊野明美さん)

 2017(平成29)年に「レッドブル・エアレース」でアジア人初の年間総合優勝を果たしたエアレースパイロットの室屋義秀さんによるエアショーとトークイベントが10月3日、サンポート高松(高松市サンポート)で行われた。

スモークと共に急上昇する飛行機

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 「かがわオクトーバーフェスト2026」の催しの一環として開かれたエアショーは13時にスタートし、約10分間にわたり行われた。室屋さんの機体は高松港の赤灯台付近の上空から進入し、スモークを出しながらのきりもみ飛行や、海面すれすれを飛ぶアクロバット飛行、連続9回転の旋回などの技を披露した。来場者の1人で室屋さんの20年来のファンという熊野明美さんは「室屋さんのパフォーマンスを実際に見るのは2回目。前編・後編でテーマが分かれており、アナウンスもあって分かりやすかった。最後にはスピードを落としてコックピットで手を振る室屋さんの姿も見えた」と話していた。

 同日18時からはトークイベントが開かれた。エアショーを終え、室屋さんは上空からの景色について「秋晴れで視界が良く、上空で待機している時から皆が手を振って盛り上がっているのがよく見えた」と振り返る。飛行については「海の上は障害物がない分、自分の高度が分かりにくいが、瀬戸内海は島が目印になる」と明かす。「瀬戸内海はよく飛行する場所の一つ。多島美がよく分かり、気候も温暖で良いところ。フライト途中に高松空港で給油する際にうどんを食べることもある」と香川の印象も語る。

 オクトーバーフェストにちなみ、自身の乗る機体がドイツ製であることにも触れる。過去にオクトーバーフェストの本場であるミュンヘンを訪れた経験も明かし、「日本のビールと違って少しぬるいが、おいしかった。オクトーバーフェスト自体は行ったことがないが、それ以外の季節に開かれたフェストも会場がすごく盛り上がっていた」と本場の雰囲気を語る。

 後半では自身の経歴にも触れ、「子どもの時は旅客機のパイロットになりたかった」と話し、アルバイトでお金をためて米国やヨーロッパで訓練を積んだエピソードを紹介。来場者に向けては「パイロットになるのは難しいと思われがちだが、自動車の教習(約35時間)と大きく変わらない約40時間の訓練で免許は取れる。現在はパイロット不足でハードルも低くなっており、大人になってからでもなれる可能性は十分にある」とエールを送る。

 トークの締めくくりでは11月に岡山や徳島など香川県の近隣でエアショーを予定していることに触れ、「足を運んで生の飛行に接してもらえれば」と呼びかける。