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高松で「宇野亞喜良展」 ポスターから椎名林檎さんCDジャケットまで926点

鮮やかな色のポスターが並ぶコーナー

鮮やかな色のポスターが並ぶコーナー

 「宇野亞喜良(あきら)展 AQUIRAX UNO」が現在、高松市美術館(高松市紺屋町)で開かれている。

1950~60年代のポスター 「笑わない少女」や人体が動植物などに変異する「メタモルフォーゼ(変身)」などの特徴がすでに現れている

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 1934(昭和9)年生まれで92歳の現在もイラストレーターとして活動する宇野亞喜良さん。1960年代の日本において「イラストレーション」「イラストレーター」という言葉を広め、時代をけん引してきた。同展は、宇野さんの1950年代初めのデビューから最新作まで926点を12章に分け紹介する。

 作品は15歳の時に描いた自画像に始まり、1950年代の企業広告、1960年代のアングラ演劇ポスターや絵本、児童書のほか、近年の俳句と少女をテーマとした絵画など、多彩な原画や資料を紹介している。近年作品を紹介するコーナーでは、椎名林檎さんやバンド「BUCK-TICK(バクチク)」らアーティストのCDジャケットやグッズなどのデザイン、「左亭」の俳号で俳句を読んだり絵で表現したりした作品や、テレビ番組内で俳優ののんさんに宛てて描いた作品なども並ぶ。会場内は一部を除き写真撮影が可能。

 1970~80年代は自身の作品制作にも力を入れるようになり、80年代からは個展で絵画や立体作品を発表するようになった。会場では、シャンパンの栓をベースにした立体作品「餃子姫(ぎょうざひめ)」なども展示している。

 同館学芸員の牧野裕二さんは「イラストレーション、ポスター、舞台美術など多岐にわたるジャンルで生み出された、華麗で耽美(たんび)な創作世界に迫る展示になっている。宇野さんの作品には時代を超えても古びない魅力がある。ポスターやイラストレーション以外にも『こんなものも手がけていたのか』と意外に思える宇野さんの仕事を紹介しているので足を運んでもらえれば」と呼びかける。

  開館時間は9時30分~17時(金曜・土曜は19時まで、入室は閉館30分前まで)。月曜休館。観覧料は、一般=1,200円、大学生=600円、高校生以下無料。6月14日まで。

 6月7日14時から、宇野さんが美術や衣装を手がけた舞台作品で音楽を担当したこともある音楽ユニット「黒色すみれ」による記念コンサートを同館1階エントランスホールで開く。参加無料。

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