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高松・玉藻公園で高松城鉄砲隊演武

一斉射撃の様子

一斉射撃の様子

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 高松・玉藻公園(高松市玉藻町)桜の馬場で12月11日、高松城鉄砲隊による演武が行われた。高松では今年最後の演武となる。

発砲の瞬間 火を上げる火縄銃

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 同団体は江戸時代に香川で発明家や砲術家としても活動した久米通賢(みちかた、またはつうけん)の流儀と古式鉄砲の演武の伝統の保存研究のため発足、2008(平成20)年8月に活動を始めた。以来、同園での演武をはじめ、クルーズ船の寄港歓迎式典、今年は復元された桜御門開門式でも演武を披露した。

 この日は総勢21人のうち16人の隊員が参加。公安委員会許可の下、弾は込めずに空砲で演武を行った。銃は江戸時代に作られたものを使い、一斉射撃や立ち膝と膝構えの隊員が交互に打つ「千鳥の構え」、長篠の戦いで織田信長が用いた「三段射法」などを披露。演武後は記念撮影なども行い、来場者は隊員との交流を楽しんだ。

 大阪から家族で訪れた小野沢櫂(かい)さんは「今回初めて見たが、すごい迫力だった。終わった後、兜(かぶと)を被ったり、鉄砲を持ったりしたが、とても重くて驚いた。うどんを食べるために家族で回っていて今回タイミングが合ったので来たが、見られて良かった」と話していた。

 今年の活動を振り返り、隊長の穴田豊久さんは「今年は桜御門が完成し、当園にとって良い年になった。その中で今年隊長に就任し1年間活動してきたが、事故も起こさずやってこられて良かった。来年もお客さまはもちろん、自分たちもやっていて喜べる活動をしていきたい」と意気込む。

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