「レイ・ガボミ×ベン山口 2人展 LOCAL ARTISTS EXHIBITION」が8月12日、高松三越(高松市内町)本館5階美術画廊で始まった。
香川県を拠点に活動する写真・絵画作家のレイ・ガボミさんと、さまざまなモチーフを頭にかぶった猫の立体造形「被り猫」で知られる立体造形作家のベン山口さんによる2人展。写真、絵画、立体造形と表現領域の異なる2人が、それぞれの視点から制作した作品約180点を一堂に展示する。
会場では特別企画として、ベン山口さんがオーダーメイドでオブジェ制作を受け付ける(限定8点、11万円)ほか、公開制作も行う。会期中は両作家が全日程で在廊を予定しており、作品の背景や制作エピソードを直接聞くことができる。
初日はガボミさんがピンク色のファー付き衣装を着て扮(ふん)するキャラクター「ピンクーカイ」も登場し、来場者にカードを手渡した。
「今回の展示は平和をテーマにした」と明かすガボミさん。「2人とも平和を隠れたテーマにして作品を作ってきた。今回はそのテーマをストレートに表現した」と話す。会場内には「戦争が人を貧しくしていく」ことを表した作品群「POORER PEOPLE」や、戦うのではなく木馬に乗って遊ぶチェスの駒を模した「被り猫」も展示する。「世界では紛争が絶えず終戦記念日や原爆の日など、平和について考える機会の多い今だからこそ、テーマとして打ち出した」と振り返る。
「平和のために必要なのは相互理解。カルチャーのミックスはまず自分を見せることが大事だと考える。そのために自分たちの考えや思いを誠実に表現して、そのうえで相手のことを知る展示にした。みんなが自分のことを表現できて、それをお互いが受け入れられたら戦争も防げるかもしれない。そんな祈りを込めた」とも。
営業時間は10時~18時(最終日は16時閉場)。8月17日まで。