住宅メーカー「ウェルネストホーム」高松オフィス（高松市円座町）が運営するクローバーカフェ（円座町）が11月1日、リニューアルオープンした。

酒造りのおけを再利用したクローバーカフェカウンター

　クローバーカフェは文化庁の有形文化財指定を受けた、高い煙突が目印の築100年の酒蔵を利用したカフェ。コーヒーやパンケーキ、ティラミスなどのカフェメニューと日替わりランチを提供してきた。天井が高い店内には、カフェスペースのほかにギャラリースペース、住宅の模型ルームなどを併設している。

芝山さゆり社長は「今回のリニューアルを機に、さらに地元の方に愛されるカフェになれれば。蔵という広々とした空間で座席間もそれぞれ2メートル以上取っているので安心して多くの方に来てほしい」と利用を呼び掛ける。

　今回のリニューアルに当たり、セントレア（中部国際空港）内のレストランでフレンチの修業を積んだシェフ、山田千結さんを専任スタッフとして迎え入れた。これまで単一メニューだった日替わりランチのメニューを増やし、「毎日通っても楽しめるカフェを目指す」という。

　山田さんは高松に移住し、クローバーカフェへ入社した。「地元でとれる食材を生かした料理を提供できる場所を求めて高松に移住を決めた。友人に高松移住とクローバーカフェを勧められて訪れたのが始まりだが、高松の気候や雰囲気が地元の三重に似ていたのと、クローバーカフェの建物の蔵も一目見て気に入り、ここで仕事したいと思うようになった」と話す。

　「見ても食べても楽しい料理が私のこだわり。地産地消の旬の食材を使った料理、最後まで飽きずに食べられる料理を心掛けている。お手製のスイーツもぜひ食べてほしい。お客さまの顔を見ながら調理できるクローバーカフェで『来て良かった』と思っていただけるような空間・店作りに努めたい。」とも。

　ランチセットは、ドリンク付き＝1,000円、ドリンク＋スイーツ付き＝1,200円。日替わりのメインは、パスタ・ハンバーグ・カレーの3種のうち2種を毎日交互に提供する。

　営業時間は11時～16時（ランチは14時まで）。水曜定休、木曜不定休。