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さぬきワイナリーが香大ブドウで赤ワイン仕込み ミディアムボディー目指す

ワイン用ブドウ「香大農R-1」の房を「除梗(じょこう)破砕機」にかけるスタッフ

ワイン用ブドウ「香大農R-1」の房を「除梗(じょこう)破砕機」にかけるスタッフ

 香川大学農学部が開発したブドウ品種「香大農R-1」を使った赤ワイン「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」の今年の仕込み作業が9月28日、大串自然公園内にある「さぬきワイナリー」(さぬき市)で始まった。

農業用コンテナに詰められた「香大農R-1」

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 2006(平成18)年から香川大学と共同研究を行い、毎年製造している同ワイン。名前はフランス語で「かぐわしき野性の乙女」を意味し、通常の赤ワインに比べて色が濃く、ポリフェノール含有量は2〜3倍ある。今年は約6.4トンの同品種を収穫。うち4トンで約4000本を製造する。同品種は現在、同ワイナリーの農場や香川大学農学部附属農場のほか、さぬき市や高松市の農家から仕入れている。この20年で約15軒が廃業したことから農家の数を増やすのが課題という。

 竹中剛工場長によると、今年は香川県に台風が到来せず夏場の雨が少なかったため、ブドウの病気も少ない状態。「夏の暑さの影響でしぼんでしまった実があるものの、9月に入ってからの雨によって回復した。今年は例年よりもブドウの出来が良く、しっかりとしたワインになる見込み」と期待を寄せる。

 この日は、ブドウを搾ってタンクにためる工程までを行った。29日には酵母を加え、本格的な発酵をスタートさせる予定。「今年は発酵期間を従来の4、5日から約2週間に延長し、低温で長期間かけてゆっくりとエキスを抽出する製法に挑戦する」と竹中工場長。抽出によりタンニン(渋み)が増し色が濃くなる。「このワインは色の割には軽いワインに仕上がることが多かった。今回はフルボディーとはいかないまでもミディアムボディーの味わいに仕上げたい。瀬戸内の料理に合わせて楽しめるワインになれば」と期待を寄せる。

 価格は2,750円。11月22日から、同ワイナリーのショップや香川大学の生協ショップ、さぬき市物産センターなどで販売する。