コワーキングスペース「co-ba takamatsu(コーバ高松)」(高松市鍛冶屋町)で9月12日、学生によるピッチイベント「co-ba takamatsu ignition pitch(イグニッションピッチ) vol.2」が開かれた。
発表した学生に対して「応援してます」「まじで話したいんだが」などのメッセージカードを掲げる参加者や審査員
同施設でインターンを務める香川大学の森分遥斗さんが、「やりたいことを行動に移すハードルが高い学生たちを、自分一人ではなく地域の大人が一緒になって全力でサポートしたい」という思いから企画したイベント。イベント名の「ignition」には「点火」という意味があり、「このイベントが、参加する学生たちにとって次の一歩を踏み出すための『点火』となってほしい」との願いを込めている。
当日は、高校生や大学生の計4人が登壇した。大手前高松高校2年の太田智之信さんは、ロボットプログラミングの研究について発表し、世界大会進出への意気込みや3Dプリンターを活用したものづくりについて語った。津田高校3年の川西顕輝さんは、スポーツを通じた地域活性化をテーマに、米国で行ったコミュニティーに関するアンケート結果などを交えて発表。香川大学1年の柴田琴菜さんは、祖母の入院を機に1匹残された飼い犬の経験やオーストラリアの動物施設での視察を基に、人と動物が共生できる社会に向けたビジネスプランを提案した。大手前丸亀高校2年の近藤大河さんは、離島を舞台にしたフィールドワークの経験から、地域の魅力を再発見し人が集まる場をつくるプロジェクトについて発表した。
発表後には、審査員からのフィードバックの時間を設けたほか、参加者からオンラインメッセージも募り、「応援している」「こうやって一歩を踏み出せることがすごい」といった応援の声や「課題にぶつかった時はどのように解決するようにしているか」「理想の状態はどんなものか」などの質問が寄せられた。発表を終えて太田さんは「ロボット以外の普段触れることのないジャンルの活動の話を聞けて魅力的だった。発表を通して、周囲から応援されること、周囲を巻き込んでいくことの大事さを知った。世界大会出場への気持ちが一層高まった」と話す。「災害時の人命救助を想定したロボットプログラムの世界大会出場を目指して日々活動している。ソフトウェアはAIが代替して徐々に差がなくなってきているので、ロボットのボディー部分の試作を重ね自由度を高めていきたい」とも。
森分さんは「環境や人との出会いは人生を変える大きな力がある。自分も高校時代は将来について何も考えていなかったのが、大学に入学し起業部との出合いを通して人生が変わった。自分やここに集まった方々との出会いで学生の人生に良い変化をもたらし、目指す方向に少しでも近づけるよう応援できれば」と話す。