学ぶ・知る

高松で「音のPR」セミナー 池田知事や新田恵海さんらも登壇

(左から)「higoto」代表の梶原麻美子さん、作曲家の山田智和さん、香川県知事の池田豊人さん、声優の新田恵海さん、香川ファイブアローズ取締役の田浦結城さん

(左から)「higoto」代表の梶原麻美子さん、作曲家の山田智和さん、香川県知事の池田豊人さん、声優の新田恵海さん、香川ファイブアローズ取締役の田浦結城さん

 地域の魅力発信をテーマにしたPRセミナーが9月13日、ダイニングバー「Licomo(リコモ)」(高松市常磐町2)で開催された。

笑い声も上がるなど和やかな雰囲気で進行したパネルディスカッションの様子

[広告]

 PRや情報発信について紹介した同セミナー。前半は、広報活動を行う「higoto(ヒゴト)」(木太町)代表の梶原麻美子さんがPRとプレスリリースの基本を紹介し、PR活動を「共感を生んで、良い関係を作る活動」と解説した。

 続いて「音でのPR」をテーマに、香川県出身の作曲家で「うどん県広報大使」を務める山田智和さん、声優の新田恵海さん、プロバスケットボールチーム「香川ファイブアローズ」取締役の田浦結城さんらが登壇。

 山田さんは「母校の校歌や懐かしいCMソングなど、時間がたっても音楽は記憶に残り続け、口ずさむことができる。テーマソングやコマーシャルソングなど、音楽を使った広報活動『サウンドマーケティング』は記憶に刺さり、映像とともによみがえる」と説明し、「ヒット曲の多くは、口を大きく開く『ア』の母音からサビが始まっている」などの手法も解説した。山田さんが手がけ、新田さんが歌うファイブアローズのマスコットキャラクター「アロニャー」のテーマ曲も同様の手法が用いられており、山田さんは「子どもたちも歌って踊れる、耳触りの良い曲になった」と手応えを話す。

 後半は、池田豊人香川県知事も交えてパネルディスカッションが行われた。「アロニャー」のテーマソングについて池田知事は「香川ファイブアローズの試合はよく妻と観戦する。妻はそれまであまりバスケットボールのことを知らなかったが、アロニャーのテーマソングは口ずさんだり一緒に踊ったりして楽しんでいる。音楽が一つの入り口になっていることを感じる」と評価。香川のアートや観光の呼び水として音楽が果たす役割についても話し合った。

 パネルディスカッション中には「うどん県。それだけじゃない香川県」のキャッチフレーズに新田さんが声を付ける場面もあった。うどんの「どん」の音に着目し、力強く読み上げた新田さん。「声も音楽もCMを構成する食材のようなもの。調理され、BGMと組み合わさって相乗効果が生まれる」と声の役割について語る。

 池田知事は「高松の街では屋外の音楽イベントも数多く開かれており、少し音楽が流れるだけでも雰囲気が変わる。街角の音を生かして、県のPR活動をしていきたい」と今後の展望を話す。梶原さんは「音楽を通したコミュニケーションを取って、音楽とPRで香川県を盛り上げていきたい。耳から知ってもらう活動も今後できれば」と締めくくった。