うどん店「手打うどん扇や」(高松市兵庫町)が6月24日、兵庫町商店街にオープンした。
大分県でラーメン店を経営していた藤田照也さんが店主を務める同店。店舗面積は45平方メートル。席数は22席。
出店の経緯について、藤田さんは「年を重ねるにつれ、年配の世代も親しめる店を開きたいと考え、思いついたのがうどん。学ぶなら本場でと香川への移住を決意した」と振り返る。以前職場が一緒だったこともある渡辺亮さんが店主を務める丸亀市のうどん店「手打うどん 丸亀渡辺」で1年間修業し、うどんと向き合う渡辺さんの真摯(しんし)な姿勢に感銘を受けたという。
麺はオーストラリア産小麦の特等粉を使い、水と塩のみで打つ自家製手打ち麺(1玉約250グラム)を使う。だしは、道南真昆布やいりこをはじめ、うるめ、カツオ、アジ、サバなどから取る。メニューは、かけうどん(450円)、釜揚げうどん(500円)、肉ぶっかけうどん(800円)、鶏天ぶっかけうどん(900円)をはじめ、鶏めしおにぎり(200円)、ちくわ天(200円)、焼きいか天(500円)などを用意する。
藤田さんによると、今後はラーメン店の経験を生かしたネギ油と生卵を使った夏限定のしょうゆうどんや秋冬限定の鍋焼きうどんなど、期間限定メニューも展開する予定という。
「機械打ちのラーメンと違い、うどんの麺は手練りで作る。開店して1週間足らずだが、麺の状態は日々異なる。渡辺さんからは『うどんは生き物。一杯一杯に向き合うように』と言われ、その言葉はいつも胸にとどめている。何度も食べたくなる『丸亀渡辺』のような王道系の麺を目指している」とも。
麺打ちスペースはガラス張りにして、麺の仕込み作業を見ることができるようにした。藤田さんは「遊園地のようにワクワクしてもらいたいと思い、仕込みを見せるようにしている。店内は白と茶色を基調とした落ち着く雰囲気に仕上げた。地元の人に愛され、家に帰ってきたようにホッとできる場所にしたい。国内外の多くの人にうどんを楽しんでもらえたら」と意気込む。
営業時間は、11時~15時、17時~20時。火曜定休。