特別展「ハッチポッチ 藤枝リュウジの世界」が現在、高松市美術館(高松市紺屋町、TEL087-823-1711)2階展示室で開催されている。
同展に合わせて描き下ろしたパペットキャラクターをモチーフにしたイラスト 原画も展示する
同展ではイラストレーター、アートディレクターとして半世紀以上のキャリアを持つ藤枝リュウジさんの仕事や作品を紹介する。藤枝さんは1968(昭和43)年に東京芸術大学を卒業後、広告制作会社サン・アドを経て藤枝リュウジデザイン室を設立。1996(平成8)年からNHK教育テレビ(現・Eテレ)で放送された『ハッチポッチステーション』をはじめ、『クインテット』『フックブックロー』『コレナンデ商会』といったパペット番組シリーズのアートディレクションを手がけ、温かみのあるポップなキャラクターデザインは多くの人に親しまれてきた。
会場では、藤枝さんの作品600点以上を3章構成で紹介する。1章「藤枝さんの仕事」では、言葉遊びの絵本「ぞうからかうぞ」や食育のための大型絵本「キユーピーちゃんの やさいばたけで かくれんぼ」などの絵本原画、本の装丁、ポスター、広告などを展示。2章「藤枝さんとこども番組」では、キャラクターを描いた原画をはじめ、オープニング映像やセットのポスターなどが並ぶ。実際に番組に登場したパペット18体や、『コレナンデ商会』のキャラクター誕生に至るアイデアスケッチも並ぶ。3章「藤枝さんのイラストレーション」では、東京・表参道の「HB Gallery」で継続して発表してきた個展作品を中心に、同展のために描き下ろした新作イラストレーションも展示。絵の具の厚みや質感を生かした藤枝さん独特のタッチを間近で鑑賞してもらう。
同館学芸員の毛利直子さんは「懐かしいパペットたちと再会できるほか、藤枝さんが『落書き』と称する遊び心にあふれた多彩な仕事や表現の幅広さを楽しんでもらえる。子どもから大人まで幅広い世代に体感してもらえれば」と来館を呼びかける。
開館時間は9時30分~17時(金曜・土曜は19時まで、入室は閉館30分前まで)。月曜休館(9月21日は開館)。観覧料は、一般=1,200円、大学生=600円、高校生以下無料。障害者手帳所持者は無料。9月23日まで。