ママ目線で香川の情報を発信するラジオ番組「ママ夢ラジオ香川」が7月28日、瀬戸内国際芸術祭を特集した番組を放送する。

「ヒトクサヤドカリ」を視察

　渋谷をはじめ、全国16カ所で、その地域ごとのママたちが情報を発信する「ママ夢ラジオ」。「ママ夢ラジオ香川」は常磐町商店街内にある「FM高松コミュニティ放送」（高松市常磐町1）で昨年4月にスタートし、毎月第4木曜に「ママ目線」で放送している。同芸術祭を特集するのは今回が初。番組では、小豆島以外の会場や子連れで回るときに持っておくと便利なものなども紹介する。

　今回は野外ロケで小豆島の三都半島を訪れた。ロケに参加した番組メンバーの吉川里絵さんは「これまでも友人など大人だけで瀬戸芸を回ったことはあるが、子連れの目線で見るのは初めてで、新鮮な感じがした。現地ではベビーカーでも通れるか、近くにおむつを替えられる場所があるかなどに注目して回った」と話す。

「小さい子どもには芸術は難しいのではないかと思っていたが、子どもが喜びそうなポップな作品もあった。案内してくれた現地ガイドの方の『アートと考えると難しいかもしれないが、船に乗ったり、バスに乗ったりと瀬戸芸の会場を回るだけで、ちょっとした旅行気分が味わえる。芸術と考えず、お出かけのきっかけとして捉えてみては』の言葉に、難しいものと考えなくていいんだと気づかされた。8月5日には夏会期も始まるので、親子連れの方が、より芸術祭を楽しめる番組にしたい」と意気込む。

　「ママ夢ラジオ」中四国エリアマネジャーの神野由紀さんは「番組は、上は中学生から下は0歳まで幅広い年齢の子どもを育てるママたちが集まって作っている。今回の特集も、さまざまな年代の子どもを育てるメンバーそれぞれの目線で取材した。自分たちの発信する情報が香川に住むママたちの役に立てば」と話す。

　番組は7月28日13時～と同30日17時～の2回放送する。