屋外でレコードを流しながらコーヒーを提供する出張型カフェプロジェクト「名曲喫茶或（あ）る音楽堂」が現在、高松駅前広場で出店している。

ハンドドリップでコーヒーを提供する

　昨年7月からイベントなどに出店してきた同プロジェクト。運営する松本佑紀さんは「数年前に岡山・倉敷で名曲喫茶『時の回廊』に出合い、クラシック音楽が流れる中でコーヒーを飲む時間に心を奪われた。香川県でもほっとできる名曲喫茶を作りたいと思うようになり、その最初のステップとして『野外名曲喫茶』を始めた」と話す。

　今回は官民連携でサンポートエリアの公共空間の一部を無料で開放し、飲食、物販、パフォーマンス、ワークショップなどでにぎわいを創出し滞在性の向上を目指す「サンポートFACT（Free Area Creation Takamatsu）プロジェクト」の一環で出店する。青いテントを張り、クラシック音楽のアナログレコードを流し、「苦味が少なくフルーティーで飲みやすい」というエチオピア産のコーヒーを提供する。

　松本さんは「コーヒーとクラシック音楽を一緒に味わってほっとする時間を提供していきたい。気分が晴れない時や余裕のない時など、小さな青いテントの『名曲喫茶』に来てもらえれば」と呼びかける。

　営業時間は平日9時～17時。3月29日まで。