トレーニングジム「高松クロスフィット」（高松市上天神町）が4月25日、高松自動車学校敷地内にオープンした。

外観

　米国発祥のトレーニングジム「クロスフィット」。日本国内でも約60店を出店し、香川県内の出店は今回が初。トレーニングはコーチが最大12人のクラスに対してさまざまな器具や道具を使い指導しながら行う。一般クラス、5歳～小学6年生が対象のキッズクラス、65歳以上のマスターズクラスの3つのクラスを設ける。建築面積は約1050平方メートルで、延べ床面積は約330平方メートル。

　同校と提携し、高齢ドライバー向けの専門的なプログラムを用意するほか、高齢者講習の合間にトレーナーが出向き可動域を広げる簡単なトレーニングの指導なども行う。

　同校の樽本勇紀さんは「当校は年間2000人以上の70歳以上の高齢者に利用されている。高齢者の免許返納によってここ10年、高齢者による自動車事故数は減少しているが、移動手段の不足による交通難民化やコミュニケーションの機会の減少による精神的問題などの課題もある。自動車学校は運転に必要な『認知・判断・操作（スキル）』を教えているが、この3つが機能するには健康であることも必要。健康を保ち、長く安心安全に運転していただくとともに、当校の間口を広げるべく、当店を開いた」と話す。

　トレーナーの森安昭斗さんは「トレーニングは立ち座りや持つ、持ち上げるなどの日常動作をベースにしている。トレーニングによって血行が良くなり脳に流れる血液量が増えるとともに、12分間で3つのメニューを1分ずつ繰り返すので、時間に対する注意力や回数を数える記憶力、次のメニューを考える判断力、短時間での集中力など運転に必要な頭脳的な要素を鍛えるのにもつながる。理学療法士としての経験も生かして指導していきたい」と話す。

　営業時間は6時～20時。日曜定休。入会金（一般・マスター）は1万8,000円。月料金は、一般＝月4回1万3,200円～、キッズ＝同7,700円～、マスターズ＝同1万2,000円～。