「香川住みます芸人」の梶剛さんが、バンド「四星球（スーシンチュウ）」のドラムで香川在住のモリスさんと共にメインパーソナリティーを務める番組「かじモリス」が5月25日、瀬戸内海放送で始まる。

高松空港前　ゲスト「NON STYLE」の2人と撮影クルーと共に

　2人がそれぞれ親交のあるゲストを香川に招き、香川県の魅力を伝える企画を一緒に行うという内容。初回は、お笑いコンビ「NON STYLE」と音楽グループ「BiSH」のセントチヒロ・チッチさんをゲストに招く。

　番組枠は自分たちで買い、ビデオライフネクスト（高松市太田下町）と協力してスポンサー探しや制作チームを編成した。制作費用を捻出するため、クラウドファンディングで協力を呼びかける。

　「香川住みます芸人」として2012（平成24）年から香川県での活動を始めた梶さん。2017（平成29）年には「香川のええもん、うまいもん」を紹介するイベント「かじ祭り」を始めたり、常磐町商店街内の空き店舗を借り、コミュニティースペース「かじ笑店」としてリニューアルオープンしたりするなどの活動を行ってきた。

　これまでの活動や今回の番組を企画したのも「現在と100年後の香川県を盛り上げる」ことを考えてのことだと言う。梶さんは「香川県で活動する中で、さまざまな企画を提案したが、予算や人手が足りない、前例がないなどの理由で前進しないことも多々あった。そんな時によく聞いたのが『地方だからできない』『地方だからこんなものだろう』という言葉。でも『地方だからこそ』できることもあるのでは。香川県を盛り上げたいという思いの熱量、そして地方でも本当にやりたいという芯のある思いがあれば実現できることを自分の行動で示していかなければと思い、挑戦することにした」と話す。

　「この番組が、香川県でもこれだけのことができるんだ、自分もやってみようかなと思うきっかけになれば。今後も『香川県に住んでいて良かった』『ずっと香川県にいたい』『今は香川県を離れているけれど、いつかは帰りたい』と思ってもらえるよう活動したい」とも。

初回放送は今月26日0時20分～。番組の公式ユーチューブチャンネルでも配信する。