子ども食堂が料理を振る舞う合同イベント「第1回坂出・宇多津みんなの子ども大食堂」が3月30日、坂出市勤労福祉センター（坂出市）で開かれる。主催は坂出市や宇多津町の子ども食堂による「坂出宇多津こども食堂ネットワーク」。

坂出市勤労福祉センター

　当日は、「地域食堂やなぎにかえる」「喫茶わかたけ」「彩葉茶屋」「クマくま食堂」「一瀬堂」「陽だまり食堂」、NPO法人「メロディー」、同「L’espace labo」など坂出・宇多津で活動する子ども食堂が参加。児童を対象に豚丼やカレー100食を先着順で無料提供する。坂出の郷土料理「さぬき押しずし」作りも体験してもらう。地元の酒蔵「勇心酒造」（綾川町）の甘酒の試飲も。「くぼさんのとうふ」（宇多津町）による豆腐作りなど地元企業によるワークショップも開く。

　「地域食堂やなぎにかえる」副理事長でイベントの実行委員長を務める宇野ルミさんは「子ども食堂は貧困の子どもたちに必要な食事を届けたいという思いからスタートしたが必要な人に届いているのかどうか分からず、来たくても来られない人がいるのではと思うこともある。子ども食堂を知ってもらうとともに大勢が参加しやすいイベントにすることで子ども食堂に足を運ぶきっかけにしてもらいたい」と話す。「子どもはもちろん、大人の方にも足を運んでもらいたい」とも。「イベント名に『みんなの』と入れた。子ども食堂の輪をさらに広げるもたい」と意気込む。

　開催時間は11時～14時30分。参加無料。