高松の焼き鳥店「焼き鳥てんやわんや」（高松市仏生山町甲）は11月16日、同店の向かいにイタリアンレストラン「bistro Bianca（ビストロビアンカ）」をオープンした。

トリュフやオリーブ牛を使った「1個3,000円のコロッケ」

　焼き鳥店と共に昨年3月からキッチンカーでパスタの移動販売も行う同店。パスタの移動販売を始めた理由について、店主の藤崎泰樹さんは「コロナ禍で営業自粛が続き、仕入先の生産者と取引中断を余儀なくされた。『豊富な香川県の食材を余すことなく活用できる料理』としてパスタに着目し、さまざまな場所で料理を提供するとともに、香川産の食材の素晴らしさを知ってほしいと思いキッチンカーを導入した」と振り返る。

　当初から店舗化を目標にしてきたが、幅広い料理を出来たてで提供したいという思いが募り、今回の出店に至ったと言う。店名の「bianca」はイタリア語で「白」の意味で、真っ白な状態から新たなものを創造するという思いを込める。

　料理はキッチンカーでも提供するパスタのほか、産地や収穫時期の違うものを集めたオリーブの食べ比べセット（850円）、オリーブ牛のローストビーフ（1,800円）、オリーブ豚のパテ・ド・カンパーニュ（850円）などの香川に由来する料理、オリーブ牛やトリュフをふんだんに使って仕上げた「1個3,000円のコロッケ」も提供。ドリンク込みで7品から成るディナーコース（5,500円）やアミューズ・グラニテ・焼き菓子を加えたディナーフルコース（7,700円）も用意する。

　料理について、藤崎さんは「地産地消はもとより、世界各国の食材を取り入れてジャンルにとらわれない西洋料理を提供する。メニューにない『○○なパスタが食べたい』といった要望も受けながら、新たな一皿を作っていきたい」と意気込む。

　営業時間は、ランチ＝11時～15時。水曜と第2火曜定休。