「長安眼鏡店」が高松の海沿いの複合施設「LIVLOV（リブラブ）」（高松市浜ノ町）2階にオープンして、3月18日で3カ月がたつ。

サンポート高松や屋島、瀬戸内海が見える

　店主の長安崇さんは眼鏡作製の専門学校卒業後、20年以上にわたり眼鏡専門店で勤務してきた。昨年には国家資格「一級眼鏡作製技能士」を取得、眼鏡をかけた時の位置を調整する「フィッティング」をサービスで行うほか、ヒアリングなどもして「似合う眼鏡の提案」もするという。

　店を訪れた客から「家に使わなくなった眼鏡があるが、思い入れがあって捨てるのは気が引ける」と相談があったことから、使わなくなった眼鏡を回収し、ライオンズクラブを通じて開発途上国へ寄付する取り組みも行う。

　長安さんは「眼鏡は視力が悪い人にはなくてはならないものであるとともに、ファッションアイテムとしても使われるが、買い換える回数が少なく、知られていないことも多い。特にフィッティングは重要。他の店で遠近両用眼鏡を購入したお客さまから『全然見えない』と相談を受けたが、適切にフィッティングされておらず、位置がズレていたために本来の働きをしていなかった。知識や技術をもって、一人一人に長く安心して使える眼鏡を届けたい。目をより大きく見せる眼鏡の選び方などファッション面でもアドバイスできるので、まずは気軽に来てほしい」と呼びかける。

　営業時間は11時～19時。火曜・第3水曜定休。