小中学生を対象とした舞台制作ワークショップ「高松ステージキッズ 舞台をつくろう!」の発表公演が8月11日、サンポートホール高松(高松市サンポート)第2小ホールで行われた。
子どもたちが作った歌も披露 「ぷにぷにの虹を食べる」「もちもちのコオロギ」などの歌詞が並んだ
同イベントは、瓦町FLAG(高松市常磐町1)8階のアートステーションを拠点とする香川県在住のアーティストらによって結成された団体「高松ワークショップLab.(ラボ)」が企画・運営した。小学1年生から中学3年生までの33人が参加。7月から市民交流プラザIKODE(イコデ)瓦町などで計4回のワークショップを行い、参加した子どもたちがアイデアを出し合い、衣装やせりふ、演出までを一から作り上げた。
今年の公演は「空の街」をモチーフに展開。学年ごとの4チームに分かれ、せりふや歌、踊り、アクションなどでそれぞれが作った舞台を披露した。ワークショップを通して作ったダンスを踊り、自作の曲を歌ったほか、音楽に乗せてワークショップで体験した遊びも展開するなどして約45分のステージを繰り広げた。会場には保護者らが駆け付け、子どもたちの伸びやかな演技に大きな拍手を送った。
舞台を終えて、参加した高松市の小学6年・平木遥さんは「今回で3回目の参加。みんなで一緒になって一つのものを作るのが楽しい。今回も練習中に弁当を一緒に食べる時間があってそれも良かった」と振り返る。母親の恭子さんは「舞台が始まったときは緊張している感じがしたが、どんどん声も大きくなってきていた。生演奏に合わせて歌う経験、学校を超えた友達と舞台を作って見てもらうのはなかなかできない経験で、子どもたちにも良い刺激になるのでは。年々クオリティーが上がっている」と笑顔を見せた。
演出を務めた多田淳之介さんは「最初、何もないところから話ができたのがすごい。きっとみんなの中には話があったのだと思う。演劇は見えない中で見せるものであり、今回みんなは小道具がなくても見る人に物語を想像させることができた。想像力を使って見えないものを見せるだけでなく、形のない『人の気持ち』を見ることも大事。この舞台を作ることができたみんなには豊かな想像力がある。これからも想像力をどんどん使ってもらいたい」と子どもたちに呼びかけた。